ボート&トレーラーの基礎知識
(最終更新日:2002年01月23日)

●ボートトレーラーの魅力

新艇NEO450を牽いて

 最近、セダン型乗用車やRV車等で、フィッシングボートやマリンジェットをトレーラーに乗せて牽引しているのをよく見かけます。釣りやマリンレジャーをされる方や興味のある方は、自分も欲しいと思ってる方も多いはずです。
 以前、私が所有していたのはシーニンフ12Kという12フィートのアルミボートですが、それにホンダの9.9Hpの4サイクル船外機を載せています。これをアメリカ製Calkins社のトレーラーに載せて愛車のパジェロで運んでいました。船外機の重量が約43Kgあるので、ボートのトランサム部分を補強しトランサムセイバーを使い、ボートに船外機を搭載した状態で運びます。ボートはバスボート風に改造しデッキ内を備品格納庫にし、ペデスタルシート、マリン用エレキモーター(時々使用)、3D魚探やハンディーGPS等を装備。トレーラーにはマリンジャッキ、ハンドウィンチやローラーバンクなどを取り付けました。これを釣り場近くのスロープの有る港に行って降ろすわけですが、この装備で船外機や荷物を載せた状態で約180Kgもあるボートの上げ下ろしが1人でも充分可能です。
 現在はマリンモーター社のNEO450マルチボーイに買い替えましたが、これは15フィート艇で船外機はスズキの4スト50HPを搭載しています。これは船体重量が290Kgで船外機が110Kgあります。さらにオプションや燃料を加えると合計で約500Kgありますが、1人で楽に上げ下ろしが出来ます。
 トレーラーの最大の魅力というのはこうした、海岸に着いて5分もあればボートを出し、また帰りも5分もあればトレーラーに積める事です。真夏でも汗をかくことなく出航できるのです。1人で行くことが多い私でも全く苦になりません。我が家に帰り着いてもトレーラーごと水で洗って塩抜きし、そのまま乾かし保管、次に行く時もすぐ車に連結して出発と便利この上無しです。前日の晩に現地まで行って車内に寝る場合でも、船外機や備品はボート上に有るので車内は広々とし荷物を整理する必要もありません。私がよく利用するスロープのある漁港まで自宅から約100Kmありますが、牽引中の走行速度も普段の走行(牽引してない状態)と変わらず普通に走れるのです。ただ、急ブレーキは危険なので、車間距離だけは十分に取らないといけません。こういう便利さを知ると、アルミボートやFRP10フィート前後のボートをカートップして釣りに行かれる方々には魅力的でたまらないでしょう。トレーラーを牽いて釣具店に立ち寄ると、必ずと言っていいほど人が集まり色々と質問されます。トレーラーを牽いていて逆に困った事としては、駐車スペースが縦に2台分必要なので、途中コンビニやドライブイン等に寄るとき入れない場所が多い事ですね。またバックに慣れることと、狭い道路の急カーブなどは要注意です。スイッチバックしないと通れない所はまず無理ですが、ライトトレーラーなら切り離して方向転換後また接続という手もあります。
 自分が利用する漁港でのマナーですが、トレーラーを牽いて行くと、よく地元漁民の方々から色々話しかけられたりします。挨拶はちゃんとし、なるべくこちらからも話しかけたりして、仲良くすることに努める事でトラブルもなくなるでしょう。私が利用する漁港の方々は、みなさんすごく親切です。心ないトレーラブルの人がゴミを捨てたり、地元漁民の方々と問題を起こして閉鎖された漁港スロープも幾つかあると聞いてますので、これから利用される方々も含め最低限のマナーは守りましょう。

●ボートトレーラーについて

熊本県牛深市ハイヤ大橋をバックに

 ボートトレーラーを牽引するには牽引免許が必要と思われている人も多いと思いますが、牽引車とトレーラーを連結した状態の全長が12m以下で、総重量(積載含む)が750Kg以下の1軸トレーラーは普通免許だけで牽引出来るのです。トレーラーも自動車なので車検が必要です。その車検上の分類をみますと、大きさにより被牽引軽自動車と被牽引貨物自動車(小型及び普通)の2つに大別します。軽規格は2年車検に対し、小型及び普通は初年度が2年で継続車検が1年です。
 では牽引免許が要らない総重量750Kgのトレーラーで、一体どれ位の大きさのボートが運べるかと言いますと、船外機を含めた重量が550Kg前後の17フィートクラスが限度ではないでしょうか。また軽自動車規格トレーラーでは12フィートが限界、11フィート以下のボートなら大して後ろにはみ出さずに積載できるでしょう。なおトレーラーの新規登録で車検を受ける場合、連結検討書を作成し牽引車の型式を登録します。この型式の車でこのトレーラーを牽引するという許可を受けるのです。従って厳密に言えば、自分の車と同じ車種で牽いている友人のトレーラーを借りてきても、型式が違えば牽引できないのです。複数台の車を持っていて、すべての車で牽引したいならば、連結検討書を車種(型式)ごとに作り陸運で牽引車の追加をすれば良いのです。トレーラーの車検証には登録した牽引車の型式が書かれています。
 トレーラーを連結して牽引するためには牽引車の後ろ中央にヒッチメンバーと言う装置と、トレーラーの燈火類を連動させるための電源ソケットが必要です。このヒッチメンバーに付いたボール部分にトレーラーのカプラーを上から被せてロックするのです。今のところ国産車メーカー純正のヒッチメンバーはほとんど無いのですが、トレーラー販売店で車種別に用意したり、アメリカの専門メーカー品を輸入販売していますので、ほとんどの車種は取り付け可能と思われます。なおトレーラーを買われる方は前もって、自分の車に合うヒッチメンバーが有るかどうかをメーカーや販売店で調べる必要があります。ちなみに私の91年度製パジェロはメーカー純正品は有るのですが、トレーラーとのセット販売のみでヒッチメンバー単体販売はしないとカタログにありました。なお純正以外も数多く有り入手には困りませんでした。

●ボートトレーラー車検の現状

帰宅準備完了

 車検の現状ですが、取り締まりの厳しい北海道みたいな地域を除き、牽引走行中のボートトレーラーを見ると、ナンバープレートが付いてるのはごく僅かです。ましてや、最低限の安全基準であるテールランプ、ストップランプ及びウィンカーが付いてないトレーラーもたくさん見かけます。ナンバーが付いてないトレーラーは道路交通法違反です。現在は一部地域を除き、警察もほとんど目を瞑っているのが現状です。しかし、こういう無車検トレーラーの事故が何件か起これば警察も取り締まりを強化するのではないでしょうか。98年夏の事ですが、国道を通り釣りに行ったときの事です。日曜日の夕方という事もあり、途中、ボートやマリンジェットを載せて帰るトレーラーを牽引した43台にすれ違いました。すれ違いざまにナンバーをチェックしましたが、その中で2台が軽ナンバーを付けていただけでした。それどころかほとんどが燈火類さえ付いていませんでした。
 ではなぜ無車検トレーラーが多いかと言いますと、最近でこそ予備検付きの車検対応トレーラーが増えて来ましたが、3〜4年前までトレーラー先進国のアメリカから正規に輸入されたボートとのセット販売のトレーラーを、輸入代理店やその販売店が車検対応をしないままどんどん販売していたという経緯があり、また単体で販売されていたトレーラーもほとんど車検に対応してなかったのです。中には後々車検対応を求めない様に念書をとる販売店も有ったと聞きます。鉄工所に頼んで自作したり、販売店オリジナルも結構多いのですが、個人での車検登録となると車検書類の作成だけでも余程の専門知識がないと無理があります。数年前まで牽引車のヒッチメンバーを付けるにも構造変更の車検が必要だったのです。現在ナンバーが付いてないトレーラーを牽引しているほとんどの人たちも、本当は正規に車検を受けて、ナンバーを付けて安心して走りたいと思っているのではないでしょうか。

 ちなみに無車検トレーラーで検挙されると、無車検運転6点と無保険運転6点とが加算され合計12点の違反点数が付きます。一発で長期免停処分です。すでに違反点数が3点以上か、過去3年以内に免停処分になった人は即免許取消処分となります。

 このページはトレーラーにボートを乗せて自動車で牽引するトレーラーボーディングをされてる方々や、これからしてみたいと思ってる方々に対して、ボート&トレーラーの認識を深める為、また輸入トレーラーや組立トレーラーの車検を受けるのに手助けになればと思い開設しました。

●ボートトレーラーの入手
 ボートトレーラーを入手するには、車検対応(型式認定品)のトレーラーを購入するのが一番良いのですが、12〜17フィートボート用クラスで25〜60万円位します。その構造からみると、鉄骨のフレームに車軸車輪が付き、それに駐車ブレーキと燈火類だけのリヤカーが、予備検付きというだけでなぜこんなに高いのか疑問です。基本的には予備検付きの型式認定トレーラーは車検日を予約し、自賠責に加入して、仮ナンバーを付けて持ち込めば、個人でも意外と簡単に車検登録が可能です。車検未対応のトレーラーだと10万円前後と安く売られてる物もあります。また車検未対応トレーラーは車検に必要な燈火類が不備だったり駐車ブレーキが無かったりで、車検書類を作成し新規に車検を受けるとなると、素人では色々と面倒で一部の地域を除きかなり大変です。ただ輸入自動車として通関証明がある物はカタログ等メーカー発行の主要諸元を添付すれば一部の添付書類を省略できるようです。キットでの輸入は部品扱いなので輸入自動車ではなく、あくまでも組立車とみなされるので添付書類すべてを自分で作る事になります。輸入トレーラーでも通関証明書がないと輸入自動車とは一切認められません。したがってその場合は組立車としての車検となり個人でのナンバー取得はかなり難しいです。私のホームページを見て自分で車検登録したいと相談された方の話ですが、中古で買ったバスボートに付いてきた総重量750Kgクラスの無車検トレーラーを車検登録するつもりでノウハウのある店に見積もりを頼むと、「予備検査35万円以上(改造込み)+車検代行費用15万円以上、合計50万円以上掛かる。」と言われたそうです。その後別の店に行ったら「予備検、灯火改造、サイドブレーキ取り付けで23万円が基本で、他に交換の必要な部品があれば実費でいただければ書類はすべて用意しますよ。後は自分で持ち込みユーザー車検取れるでしょう。」と言う話でした。結局、車検未対応の場合、個人での車検登録が難しい事もあり、業者が暴利をむさぼっているのが現状です。他にも数人の方から同じ様なメールを頂きましたが、組立トレーラーの車検登録代行料は業者により23〜50万円と開きがあります。これだったら新たに車検対応トレーラーを買えちゃいますよね。なお、最近では車検対応の軽規格トレーラーは20万円以下でも手に入るようになりました。
 これから入手される方には、多少高くても車検対応トレーラーを買われることをお勧めします。車検未対応トレーラーをあとで車検登録しようと思っても、今まで述べたように素人では簡単にはいかないのですから。ただ購入する場合は一軒の店だけで判断せず、数軒まわって話を聞き、車検登録を自分でする場合でも親身に相談に乗ってくれるような店を選んで下さい。同じ様なトレーラーでも店によって値段に開きがあり、また車検登録を代行して貰う場合も手数料に大差があります。
 私の最初のトレーラーは95年にアメリカから個人輸入した物で、キットで購入し自分で組み立てた物です。12〜14フィート用(最大積載量約270Kg)のトレーラーで約400ドルでした。送料は梱包重量が約80Kg有り航空貨物扱いで熊本空港まで約430ドル。発注後5日位で空港に到着、航空会社から通関手続きをして引き取るように連絡が入ります。通関も自分で手続きしたかったのですが、管轄の税関に問い合わせたら、「通関専用の書類も自分で入手し、税関には用意してないし、個人でやると面倒だから通関業者に頼んで下さい。」と言われ詳しい説明も拒否されました。税関の非協力的な態度に多少むかつきましたが、1日も早く通関して引き取りたかったので泣く泣く通関業者に頼みました。税金と通関手数料合わせて約1万8千円かかりました。しかし、当時は円高で1ドルが89円位でしたので、合計約9万2千円で購入できました。一応、亜鉛のどぶ付けメッキ仕上げで、海水での使用も大丈夫です。ジャッキ、ウィンチやローラーバンクなども後でアメリカから輸入して取り付けました。アメリカは日本に比べ、ボートをはじめトレーラーや関連部品等、マリンレジャー用品はものすごく安いですね。また、アメリカのマリン用品の通販カタログを見ると、日本では売られてないような便利グッズも多く、見ているだけでも楽しくなります。

●ボートトレーラーの車検、保険や税金について

 ○検査対象車とは
 被牽引自動車(トレーラー)には検査対象車と、検査対象外車の二通りがあります。後者の検査対象外車は被牽引軽自動車(軽自動車規格内)に属し、2輪の軽自動車(125cc以上250cc未満)又は小型特殊車に牽引されるものに限られます。したがって、一般のボートトレーラーは検査対象車となり車検が必要です。さらに検査対象車のボートトレーラーはその大きさによって被牽引軽自動車(全長3.40m以下、全幅1.48m以下、全高2.00m以下)、被牽引小型貨物自動車(全長4.70m以下、全幅1.70m以下、全高2.00m以下)および被牽引普通貨物自動車(全長12.00m以下、全幅2.50m以下、全高3.80m以下)に分類されます。被牽引軽自動車の場合は軽自動車検査協会の管轄で2年車検ですが、それ以外は各陸運支局管轄で初年度が2年で継続車検が1年です。

 ○車検に必要な保安部品
 一般に車検を受ける上で最低限必要な保安部品と言いますと、まず燈火類(車幅灯、番号灯、尾灯、制動灯、後退灯、方向指示器)ですが、これは牽引車に連動する必要があります。他に前部反射器、後部反射器、連結装置、安全チェーン、及び駐車ブレーキが必要です。また750Kgオーバーのトレーラーや、それ以下でも牽引車の重量の2分の1を越えるトレーラーには慣性ブレーキも必要になります。

 ○組立車の車検登録に必要な書類及びその流れ
 @改造自動車等届出書(第1号様式)、A改造概要等説明書(第2号様式)、B主要諸元要目書、C外観図、D車枠全体図、E最大傾斜角度計算書、F制動能力計算書、G走行性能計算書、H最小回転半径計算書、I各装置の強度検討書、J牽引車として使用する自動車の車検証のコピー等です。これらの書類を作成し管轄の運輸局に提出して書類審査が合格となったら、管轄の陸運支局に車検日を予約して、車庫証明、自賠責や仮ナンバーを用意し、晴れて車両検査となります。なお必要書類の中には事例により幾つか省略できるものがあります。詳細は管轄の運輸局に問い合わせて下さい。

 ○保険について
 トレーラーの自賠責保険ですが、13ヶ月は5800円、25ヶ月は5850円です。これは軽トレーラーも普通トレーラーも同じ保険料です。しかし保険期間の末日がその申込日から起算し車検期間プラス1ヶ月以上を越える契約ができない為、軽トレーラーの場合は2年車検なので最長25ヶ月契約となります。しかし普通トレーラーの場合、新規登録時は2年車検なので25ヶ月契約可能ですが、継続検査時は最長13ヶ月までしか契約出来ません。それと、車検を受けることを前提に保険会社は自賠責を発行する訳ですから、検査対象車は車検を受ける条件でしか自賠責はかけられません。したがってナンバー無しの場合は必然的に無保険車になるわけです。また任意保険は、車検を受けたトレーラーであれば牽引車のものが適用されるので、別に加入する必要はないです。

 ○必要経費
 新規登録の場合の経費ですが、私の居る熊本県の場合、平成12年度からの自動車税は小型サイズで年間5300円、普通サイズで年間10200円です。その他に自賠責5850円、重量税12600円(新規登録時2年分)、ナンバープレート代金800円前後、登録手数料700円及び検査手数料1100〜1500円が必要です。そのほかに車庫証明を取るために駐車場を確保する必要があります。ボートトレーラーの自動車税は地方自治体が決めるので各県税額がバラバラです。最近は普通サイズの場合、年間10200円と言う税額を多くの県で採用している様ですが、それ以下の自治体も多くあるようです。

 ○先進的な北海道のトレーラー車検及びその効果
 北海道では平成9年にトレーラーでの加害死亡事故があり、その後、北海道運輸局と北海道警察が協力し合い、「平成10年4月からナンバー無しトレーラーは検挙する代わりに、車検登録を簡素化する。」と広報やマスコミで公表したので、続々車検を受け現在ナンバー無しはほとんど見なくなったそうです。実際、同年4月1日に早速検挙され12点取られた人がいるそうです。また札幌陸運支局検査部門では、車検書類の作り方をまとめた「組立ライトトレーラーの審査書類作成のご案内」という小冊子を発行し、組立トレーラーでも保安基準を満たし、その手引き書に沿って書類を作成する事により、専門知識のない素人でもナンバー取得が出来るそうです。また、北海道だけの特例だったみたいですが、駐車ブレーキもホイールにワイヤーを掛けただけでも牽引車で牽きロックすれば合格だそうです。しかし、平成12年度から全国で、チェーンやワイヤーでもある強度を満たせば駐車ブレーキとして代用できるようになったそうです。これは規制緩和の大きな一歩ではないでしょうか。運輸局は国の機関であり、都道府県で対応が違うのは変な話で、全国各運輸局もボートトレーラー車検の先進県である北海道運輸局を見習い全国統一の車検手引き書を発行し、車検登録の簡素化をして貰いたいものです。そうしない限り無車検トレーラーは減らないだろうし、死亡事故が起きてからでは遅いのですから。

●是非、改正してもらいたい事

 ○運輸局に対して
 普通免許で牽けるマリンレジャー用ボートトレーラーの重量は100〜200Kg位しかありません。並行輸入物や組立トレーラーは車検書類が付いてません。一般には、強度検査書類等は揃える事がむづかしいでしょう。安全面で基準に合った、テールランプ、ストップランプ及びウィンカーを付けたトレーラーは、車検書類が無くても検査で通すような基準作りをしてもらいたいものです。牽引免許も不要だし単体では動かないリヤカーみたいな物です。一番良いのは一定基準に適合したものは車検はいらない様な法改正は出来ないのでしょうか。それが出来ないなら、このような構造が簡単なトレーラーは、継続検査時も2年車検には出来ないのでしょうか。と言うのは、毎年車検だと面倒なのと、この手の車両は多くても週1回位しか使用しないので傷みも少ないです。また自賠責が12ヶ月5800円に対し、25ヶ月5850円と僅か50円しか違わないからです。これだけでもユーザーは節約になります。車検を簡素化する事によって、無車検トレーラーはずいぶん少なくなると思います。
 北海道札幌陸運支局の場合、検査部門発行の「組立ライトトレーラーの審査書類作成のご案内」というのがあって、自作や輸入トレーラーでも保安基準さえ満たせば、手引きに沿って書類を作成する事により簡単に車検に合格しナンバーを取得できるそうです。検査官も親切に相談にのってくれるそうです。陸運は国の機関であり支局により対応が違うのは変な話です。このページを見られた運輸局車両課の方にお願いですが、他の支局もボートトレーラー車検の先進県である北海道を見習って、トレーラー車検を簡素化して欲しいものです。

 ○熊本県に対して 熊日新聞記事『高過ぎる!熊本県の自動車税』を読む)
 マリンレジャー用ボートトレーラーの自動車税額は熊本県の場合は年額3万6千円。なんと愛知の6倍、九州他県の3.5倍以上と全国一高いのです。熊本県民の所得は全国的に低いのに、こんなでたらめな税額を決めて良いのでしょうか? 愛知の6千円や沖縄の8千円にまで下げろとは言いません。しかし、最低でも九州他県(福岡、大分、長崎、宮崎、鹿児島)に合わせて1万2百円までは引き下げて欲しいです。33ナンバーの重量2トン前後ある高級乗用車でさえ、自動車税額は4万5千円です。トレーラーにはエンジンも無いし、フレームと車軸車輪位の簡単な構造で重量は100Kg前後しかないのです。軽自動車でさえ自動車税額は数千円です。まして、トレーラーを牽引している人達は、運転している車の自動車税も払ってます。それと合わせたら年間8万円前後の自動車税を払わなくてはなりません。こんなに高くては、熊本のマリンレジャー用ボートトレーラー所有者は、車検を受けたくても負担が大きく受けられません。一番のネックではないでしょうか。
【解決】この件に関しては2年間ここで訴えてきた甲斐有ってか、平成12年度から10200円まで引き下げられました。以下の通りです。みなさまのご支援有り難うございました。\(^_^)/

☆熊本県のボートトレーラー税額表☆

区  分
改正前
平成11年度まで
改正後
平成12年度以降
普通自動車に属するもの
36,000円
10,200円
小型自動車に属するもの
23,500円
 5,300円

  あなたの情報・御意見をお待ちしております!

  ●  自作や輸入トレーラーで車検をされた方へ!
 体験談を募集しております。車検書類の無い、自作トレーラーや個人輸入トレーラー等を、ご自分で苦労して書類を作り車検を受けナンバーを取られた方や、車検は受けたがナンバーが取れず途中であきらめた方の体験談をメールで教えて下さい。参考にして、ナンバー取得のノウハウのホームページを作りたいと思います。

  ●  ご覧になった方へ!
このホームページが皆さんのお役に立てば幸いです。税額等が改正され、資料が古くなった場合は判った時点で訂正したいと思っています。もし、事実と記載が違う場合は、メールまたは掲示板にて知らせて下さい。直ちに修正いたします。このページを読んでマリンレジャー用ボートトレーラーの車検制度や自動車税、等々に対して意見のある方、何でもいいですからメールを下さい。お待ちしております。

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